4月21日(火)、16社中最後の訪問取材は、島田市にあるサカイ・コンポジット株式会社さんです。
対応して頂いたのは、営業部課長の小島晃尚さんです。
サカイグループとしての機械要素技術展の参加は、昨年に引き続き2回目です。(^^)
今回出展する製品について教えて下さい。(^^)
「炭素繊維強化プラスチックに必要な基材(原糸を織った織物)、
織物に樹脂をつけたプリプレグ(中間基材)と言われるシート、
後は、基材を使った成形品を展示します」(小島課長)
「私たちには成形方法も6種類以上のバリエーションがあるのですが、
今回はその中でも、量産に対応できるプレス成形と引抜成形を
アピールしたいと思っています」(小島課長)
写真:プレス成形の様子です。寸法精度の高い成形品が量産できます。(^^)
プリプレグ(中間基材)を用いた成形方法です。月に1,000~10,000の実績あり!
写真:引抜成形の様子です。この成形で何が出来るかは後述します。お楽しみに!(^^)
製品の特徴やセールスポイントを教えて下さい。
「炭素繊維強化プラスチック(CFRP)の特徴としては、一般的には『軽くて強い』ですが、
それにプラスする要素として、高い寸法安定性、通電性がある、高弾性、高剛性、振動
減衰性が優れているなどがあります。これら特徴を踏まえご提案致します」(小島課長)
「主に熱硬化性の樹脂を使った成形方法の設備がございます。
棒やパイプなどに適した引抜成形、寸法精度の高いプレス成形、
シートを型に巻き付けて作るシートワインディング成形、真空バック成形、
航空機部品に使われるオートクレーブ成形などがございます」(小島課長)
「織物の設計から出来る点です。糸を選択できますし、それを織物に
することも出来ます。樹脂をつけることも出来ます。つまり、お客様の
ニーズに合わせた形で成形方法を選択できるところです」(小島課長)
お客様にとってはどんなメリットがあるのでしょう?? (゚△゚;)!?
「例えば1つの製品を作るにしても、お客様が求めている精度・物性・
数量・コストに合わせて色々な方法をご提示できますので、お客様は
沢山の選択肢の中から選べるということです」(小島課長)
精度、コストなど色々な面で満足度の高い製品が作れる、ということですね。(#^^#)
「例えばこの織物でも、黒い所が炭素繊維、白い所がガラス繊維を
織り込んだもので織り組織を変えることで、この様な模様を付ける
ことも出来ます。黄色いのはアラミド繊維とのハイブリッドです。
同じ炭素繊維でも物性の違うものを縦糸横糸に使うことで、必要な
方向にご要望の強度を持った成形品を作ることが出来ます」(小島課長)
写真:見よ!この撓みを!(左)。前述の答えは「つり竿の穂先」でした~!(笑)
写真:展示会当日はこのベスト(通称「入魂の生産」ベスト)で挑みます!モデルは小島課長。
今回の展示会には8万人の来場者が見込まれていますが。
「目的を持った新しいお客様と出会いたいと思っています。特に、既成の概念に
捉われず新しい発想を持った設計の方と出会いたいですね。弊社の技術をフルに
活用してご期待に応えたいと思っています」(小島課長)
恒例の「展示会、頑張るゾ!」のポーズです。
右から佐藤係長、町田さん、小島課長、私小吹。
我こそは新発想の設計技術の者なり!と自負のある、そこのあなた!
是非、サカイコンポジットさんのブースに足をお運びください!(^o^)/~
背中に「入魂の生産」の文字が入った青いベストが目印です。(#^o^#)
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