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航空宇宙機器製作25年以上の実績。(株)エステックの「確かな品質」
4月16日(水)、東部方面の取材の2社目の
株式会社 エステックさん
です!(^^)参入するのに敷居が高いと言われる航空宇宙機器製作に25年以上も携わっています。
その他にも、油圧ジョイント製品や医療機器部品を製造しています。
いわゆる難削材の切削加工を手掛けている会社さんです。(^^)v
対応してくださったのは、代表取締役の鈴木誠一さん。
鈴木社長、早速ですが航空宇宙分野に関わるとはどういったことなのでしょうか?(^^;
「弊社では売り上げの70%近くが航空宇宙機器部品です。自動車を構成する部品は
2万点と言われていますが、航空機はエンジン部分だけでも40万点あります。
非常に高精度が求められる世界です」(鈴木社長)
写真:航空機部品の数々。中央の写真は口が少し斜めになっています。(分かるかな?)
高精度が求められる、と言いますと? (゚△゚;)?
「例えば面取り(部品の角を削る)に公差があります。C0.04(mm)とか言います。
直角二等辺三角形の1辺が0.04mmで、公差は±0.02mmです。しかも材質が
チタン・インコネル・ハステロイなどの難削材からの削り出しです」(鈴木社長)
加工だけでも大変なのに、その上さらに隅部のRまで指定されるとは! (゚△゚;)!
航空機部品・・・おそるべし!
これらも航空機の部品でしょうか?
「そうです。ヘリコプターのスイベルジョイントです。たぶん南の空を飛んでいることと
思います(笑)」(鈴木社長)
機密保持のため、ブログでは詳しいことは書けませんので直接鈴木社長に聞いて下さい!(^^;
左の写真は、カプラー(消防用のホース)に変わるジョイントです。オスメスの区別がなく、
かみ合わせて使用します。実は原子力発電所で使われているとのことです。(^^;;
先ほどの部品といい、高機密な匂いがプンプンする部品ばかりですね!(笑)
鈴木社長、会社としての強みはどんなところでしょうか? (゚△゚;)?
「社員教育です。小規模で若い(平均年齢32歳前後)会社ですが、入社当時から先輩社員が
後輩社員を教え育てます。例えば測定に関して、3次元測定機は現場の人間はみんな使える。
買えるものはすべて道具です。道具だから誰でも使えるという考え方です」(鈴木社長)
油圧ジョイント製品の数々。
工場内を見学させて頂きました。社員に気さくに声をかける鈴木社長。(#^^#)
社員は若くてイケメン揃いなのも鈴木社長の自慢です。(^^;
「弊社は刃物の研ぎまで、社員が手作業で行ないます。仕事は出来るかどうかやってみないと
分からないもの、やったことないことをどんどん社員に任せます。最初は採算が取れず赤字です。
でも、後々伸びてくる。そしてそれは絶対いつか実になります」(鈴木社長)
写真左のマキノ製5軸加工機の導入により、写真中の様な複雑な形状加工が可能に。
写真右は3次元測定機。現場の人間全員が使えるとのこと。(^^)
鈴木社長、貴社はわざと厳しい道を行っている様な印象を受けますが・・(^^;
「うーん、人と同じことやりたくない。昔から変わったこと大好きなんです。だから、すごい課題を
社員に与えます。例えば補助金の申請なども社員にやらせます。手助けは必要ですが、私はよほど
困った状況にならないと口を挟みません。それも教育なのです」(鈴木社長)
あ、経営理念にもありますね!(写真左)
「徹底した管理、教育体制のもと、社員一人一人を優秀な技術者に育てる」と。(^^)
貴社がこんな風になってきた元々のきっかけは何だったんでしょうか?
「私は2代目の社長ですが、仕事は難しいものが好きだったので、どんな仕事でも一切拒まず、
全部受けてきたからでしょうか。他社が受けないような難しい仕事をどんどん受けるのは
日本では弊社ともう1社くらいです」(鈴木社長)
「ウチは素人集団だけど、素人の集まりはなかなか強い。だいいち、先入観がないでしょ?(笑)
だからどんどん新しいことに取り組めるんです」(鈴木社長)
・・・・・ と、不敵に笑う鈴木社長でした。(^^;;
鈴木社長とともに。「航空宇宙機器製作の実績で、展示会がんばるゾ!」
鈴木社長、最後にもっとも大切にしている工程を教えてください!
「目視による検査工程ですね。特に宇宙関係は目視が大切です。少しでも傷があるとそこからクラックが
入りますから。もし人工衛星に不具合があると『宇宙まで取りに行ってください』って言われちゃい
ます(笑)」(鈴木社長)
このブログを読んでいるあなたも、是非エステックさんのブースに足をお運びください。
そして「確かな品質」をその目でご確認ください。んもう、凄いんだから!(^o^)
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