ゴム金型の技術を活かした3次元加工。「磨きレス」の(有)鈴精機。
4月7日(火)、本日一番最初に取材訪問させて頂いたのは、周智郡森町にある
有限会社 鈴精機さん
。
ゴム金型の技術を活かした、丸モノ~角モノまで部品加工をやっている会社です。
対応して下さったのは、代表取締役の鈴木忠利社長。写真右側の方です。
恒例の「展示会、頑張るぞ!」のポーズ(笑)
時間を読み間違えて30分も早く到着したのに、気持ちよく応対して頂きました。
鈴木社長、申し訳ありませんでした。また、ありがとうございます!(^^)
見よ、この光沢。扱う金属は鉄、アルミ、SUSなど多岐に渡ります。
「弊社は
“磨きレス”
を目指して、出来るだけ後工程となる磨きを少なくする様にしています。
Ra(中心線平均粗さ)は0.2~0.6です。通常は何回かの削りこみで初めて出せる光沢
です」(鈴木社長)
御社のお客様は、どんなお困り事があるのでしょうか?
「そうですねぇ・・加工をやってもらえる先が減っているというお声をよく聞きます。
僕らの聖地の東京大田区では1万社あったのが3千社くらいに減っているのが現状です」(鈴木社長)
え!? そんなに減っちゃったんですか? (゚△゚;) な、なんと!
「だから従来の加工先がなくなってしまったり、従来の加工先ではカバーしきれない加工依頼
などが弊社に来ますね」(鈴木社長)
「短納期、小ロット。図面が無くてもやらせて頂くこともあります」(鈴木社長)
なんとなく、龍の頭を思わせる部品。ビスを締めるドライバーだそうです。
3次元の削り出しで、こんな複雑な形状のものまで作り出せるのですね。(#^^#)
これは鈴精機さん、自慢の設備。MAKINO V56。
こちらも自慢の森精機製のマシン。
この機械で、磨きレスの製品の数々が生まれるのですね! (^o^)/
左、中:希少価値のある、ゴム金型。
右:設計作業をしているところ。
旋盤加工機たち。この機械を使って手作業で加工することもあります。
最後の切り札的な存在なのでしょうか。整然と工具が並んでいるのが印象的でした。(#^^#)
「ウチの技術を支えているものは、工作機械の精度、プログラミング、技術者の腕の3つです。
どれが欠けてもダメですね」(鈴木社長)
是非、鈴精機さんのブースに足を運んで、展示物の光沢をご覧になってください。
鈴精機さんの「加工精度」が分かると思います。(#^^#)
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