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パーツフィーダーの問題を解決。Oリング整列供給の(株)サイダUMS
5月2日(金)、焼津市にある(株)サイダ・UMSさんに取材に行ってきました。対応してくださったのは、専務取締役の斎田安宏さんです。
サイダ・UMSさんは昨年に引き続き、2年連続の出展となります。(^^)
左が斎田さん、右が私小吹です。
斎田さん、今年もよろしくお願いします。(^^)
昨年に引き続き今年も 「Oリング整列供給ユニット」 を出展されますよね?
「はい。この製品は弊社の中でも20年弱のロングラン製品ですが、まだまだ世の中に
知られていないと思っておりまして、潜在的なお客様のためにも同じものを出展します」(斎田さん)
前回と違う点はございますか?
「はい。前回はデモ機による展示でしたが、今回はテスト機を持ち込もうと考えています。
デモ機では1つのワークしか扱えませんでしたが、テスト機は様々な形状のワークを扱えます。
シューターを取り替えることで簡単に切り替えられる点も見て頂きたいです」(斎田さん)
左:これが「Oリング整列供給ユニット」
中:シューター部を取り外しているところです。工具レスなので全部手で外せます。
右:「Oリング」は、手のひらに乗るくらい小さいです。可愛らしい大きさです。(#^^#)
「元々パーツフィーダーは、部品を振動させて整列供給するものでした。しかしOリングの様に
ゴム製で柔らかくて振動を吸収する部品には不向きでしたし、供給時に『ちょこ停』も発生して
いました。でも、弊社のこのマシンならそれらの問題が解決できます」(斎田さん)
ちょこ停:マシンのトラブルではなくワークが上手く流れなくいことで発生する、ラインが
待ち状態になり止まってしまう現象のこと。チョコっと停止するので、ちょこ停。(^^)
実際のOリングはどれくらいの大きさに対応しているのですか? (゚△゚;)?
「P規格で言うところのP6~P20です。その他、企画外品も対応可能です。
これらはあくまで目安として考えて頂ければ結構かと思います」(斎田さん)
左:比較するとワークの大きさの違いを実感できますね。
中:これらが整列供給可能なOリングたちの1部。小さいものから大きいものまで可能です。
右:右側の線の細いワークは不向きとのことです。撓んでしまうからだそうです。(^^)
「お客様にとっての規格品のメリットは、量産による単価の安さと入手のし易さ、弊社のマシンで
動作した実績があるという安心感ですね。でも実際は、お客様の機械に合わせた企画外品の方が
ニーズがあります。最近出展した展示会では噂を聞きつけてワークを持ち込むお客様がいらっ
しゃって、嬉しい悲鳴を上げています(笑)」(斎田さん)
Oリングなら何でも行けるというワケではないのですね?
「大きくなればドラムに入る量が限られてきますし、Oリングと言いましても丸い形状ばかりでは
ないですから。とにかくワークをお預かりし、最適な条件を見つけ出すテストをしなくては
きちんとした回答は出来ないですね」(斎田さん)
様々な条件が関係してくるのですね・・・・
※実際にお客様からお預かりしているワークを見せて頂いたのですが、これがOリング?という
形状のものまでありました。写真を掲載出来ず残念ですが。(^^;;
左:シューター部もワークの径により種類が多数あります。
中:心臓部のドラム部。エアーでワークが舞い上がります。
右:瞬く間にワークが溜まります。空気圧でマシンガンの様に射出されます。
このマシンで一番難しい点は何ですか?
「このシュート部です。どうやって詰まらずにワークを整列させるかが難しかったですね。
ここがミソなんですね。なのでお客様のワークに合わせて設計し直します」(斎田さん)
自社ブランドの新製品も出されるとお伺いしましたが。
「はい、今年の秋に自社のブランドで旋盤機を発売予定です。
工作機械メーカーとして前進して行きたいです」(斎田さん)
恒例の、「展示会、頑張るゾ!」のポーズ。(笑)
こういうものが飛ばせる(整列供給できる)のなら、ウチのこの部品はどうだろう?
なーんてちょっとでも疑問に思ったら、まずは サイダ・UMS の斎田さんに相談してみて下さい。
問題解決の糸口がきっと見つかりますよ!! (^o^)v
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