平電機 株式会社
99.99%の高純度接点で機能面の欠損なし。
省銀や省金化を図った上で技術要件を満します。
平電機株式会社
http://www.taira-denki.com/
近年の金や銅、プラチナといった貴金属価格の高騰は、それらを部品の素材として用いるものづくり業界へ多大な影響を及ぼしている。電気接点は金や銀が主流で、特に純度が高い銀接点は最高の導電率を誇るすぐれもの。しかし取引価格の変動が部品単価に直接影響するため、コストダウンは薄肉化や別金属等との化合による性能面での犠牲を払うリスク伴い、危険な課題を抱えたままとなることが多い。
平電機では、二層構造の複合接点(TCIコンタクト)を開発し、省銀や省金化を図った上で技術要件を満たすことが可能。それは同社が材料を溶解し、素材から電気接点を作り出す数少ない接点メーカーであるためだ。
原子拡散処理により強固に結合させているため、結合不良や剥離、脱落等の心配はないとのこと。TCIコンタクトの果たす業界への役割はコスト面だけでなく技術面でも大きな期待を抱えている。
「何か不純物を加えて素材の価格を下げるやり方ではなく、日本の真骨頂は省金、省銀化といった技術力でコストダウンを図り実現するところにあります。そうすることで、金属の取引価格の影響を受けにくくなり、結果効率よくフォーナイン(99.99%)の高純度接点ができ、機能面での欠損はなくなります。うちには規格品がないので、弊社の接点は全てお客様ごとのカスタムメイドですが、最短1日での納品も可能ですよ。」と平社長は語る。
摺動接点や対抗接点等、目的に応じた最適な接点構造を提案し、サーモスタット等にはボタン溶接接点、リレースイッチ等にはリベット接点と、接点メーカーならではの視点で問題解決を図っている。
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