4月1日(水)、本日2社目の訪問取材は、浜松市浜北区にある株式会社エヌエーさんです。
対応して頂いたのは、営業部 本社営業チーム 課長の伊藤 幸男さんです。
エヌエーさんも機械要素技術展には3年連続3回目の出展になりますね。
こうして見るとリピーターさんが多いなぁ・・・!(^^;;
伊藤さん、今年もよろしくお願い致します!
最初にエヌエーさんの業務概要を教えて下さい。
「はい。弊社はセンサーを取り扱っているメーカーです。主に液面を検知する
フロートスイッチ、扉の開閉を検知する近接スイッチを取り扱っています。
パッケージエアコンという天井にはめ込み式のエアコンのドレン水の検知や、
シャワートイレの水位の検知に使われているのですよ」(伊藤さん)
写真:『耐衝撃フロートスイッチ』(奥)と『レベルセンサ(電流出力タイプ)』(手前)
「今回の展示会の出展物の1つは『耐衝撃フロートスイッチ』と言いまして、衝撃吸収力を
強化したスイッチです。もう1つは『レベルセンサ(電流出力タイプ)』と言いまして、
従来のセンサですとある1点しか水位を検知できなかったものをリニアで検知できるよう
にしたものです」(伊藤さん)
「外観は従来のものと変わらないのですが、内部にかなり工夫をしました。
フロートスイッチは精密な電子部品で出来ていますので、30cm以上の高さから
落とすと故障してしまう可能性があったのですが、今回は1.5mの位置(人の
肩の高さ)から落としても壊れない様になっています」(伊藤さん)
この耐衝撃フロートスイッチを開発する背景にあったものは何でしょうか?
「調査の結果、不具合原因のトップ(全体の35%)が『衝撃・応力によるもの』でした。
この問題に対して今までは取扱の注意を促すだけで、残念ながら末端の業者さんまでには徹底されて
おりませんでした。このままでは問題解決にならないので『それならば衝撃に強いスイッチを
弊社で作ってしまおう!』という発想だったのです」(伊藤さん)
なるほど、トラブルを未然に防ぐ考え方ですね! (^o^)d
では、実際にやってみましょう。まずは1.5mの高さから。スコーン!!(落下音)
スイッチを持っているのは若手イケメン営業マンの鈴木さんです。(#^^#)
続いて2mの高さから。(え、2m!?だ、大丈夫かな?)スコーン!!(落下音)
テスターで動作確認です。左がOFFで、右がON(赤いランプ点灯)。
大丈夫、両方の高さでテストしても無事でした!(#^^#)
「これは液面を測定するスイッチですが、検出したい水位を5mmピッチで自由に設定することが
出来ます。複数の水位の検出がこの1本で出来ますのでコストメリットもありますし、お客様に
取りましては、使い勝手の良いフロートスイッチになると思います」(伊藤さん)
使い勝手が良いとは、具体的にはどういうことでしょうか?
「例えば混合液を作る場合、ある配合比で作られますからレベルセンサの検出ポイントが
決まります。この配合比を変えたい場合に弊社のレベルセンサならば、機器を取り外す
こともなく、検出ポイントの設定を変えるだけで済むのです」(伊藤さん)
あ、洗剤の原液と水などがコレに該当しますよね!濃い洗剤液、薄い洗剤液とか!(^-^)d
伊藤さん、展示会ではどんな分野の方に来場して頂きたいですか?
「『耐衝撃フロートスイッチ』に関しては、エアコンのドレン水の検知に有用ですので
家電メーカーさん、『レベルセンサ(電流出力タイプ)』に関してはコストメリットが
出せますので設備装置メーカーさんに導入をご検討頂きたいですね」(伊藤さん)
「実は『耐衝撃フロートスイッチ』も『レベルセンサ(電流出力タイプ)』も1つの切り口に
過ぎません。弊社はお客様のニーズに合わせてカスタムメイド出来る強みがございます。
『こういうことが出来ないか』という技術相談を積極的に受けたいですね」(伊藤さん)
恒例の「展示会、頑張るゾ!」のポーズです。(#^^#)
左から、杉本さん、伊藤課長、鈴木さん、私小吹。皆さん、本社営業チームの方たちです。
小さなスイッチに色々な創意工夫を込められている株式会社エヌエーさんです。(^^)
こんなものは無理そうだと諦める前に、一度ご相談されることをお勧めします。
エヌエーさんなら実現してくれるかも知れませんよ。いや、きっと実現してくれます!
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