鍼灸鍼の先端の超微細な技術。セイリン株式会社の開発秘話。
セイリン 1  
先日、鍼灸鍼の専門メーカーのセイリン株式会社さんに取材に行って来ました。
対応してくれたのは、商品開発部の菊地佑介さん。(左側の男性です)
ノリの良い人で、商品サンプルの前で、一緒にポーズを取ってくれました。(^o^)/
このサンプルは、鍼の先端の模型で、1000倍の大きさです。
つまり実際の大きさは、この1000分の1なのです。


セイリン 2
右の模型と左の模型、果たして違いが分かりますか???
実は、先端が違うのです。
左は先端が尖がっていて、右は微妙に丸くなっています。
右の模型が、今回の展示会でアピールしたい「細先端」の技術。
鍼灸の先生(その中でも特にその道の権威)によると、先端が丸い方が
的確にツボを押さえるのに適しているそうです。

セイリン 3 セイリン 4
鍼は髪の毛の細さ(約0.02mm)で、顕微鏡で見ないと分からないくらい微細な技術なのです。
この製品開発に要した年月は、約15年。
長い期間にわたって、試行錯誤を繰り返し、やっと実用化に至ったそうです。
菊地さんが商品開発部に配属されたのが、今から5年前になります。

「ちょうど自分が商品開発部に来た時には、プロジェクトは頓挫しかかっていたのですが、
 社内でもう一度トライしてみようということになったのです。5年間のうち、自分が提案
 した企画は何回もボツになりました。商品になったときはメンバ全員で喜びましたね。
 ホントに嬉しかったです」(菊地さん 談)

是非あなたもブースに足を運んで、先の模型を手にとって欲しいです。
ステンレスで出来たこの模型は、かなり質感、重量感があります。

まさに「苦節15年の重み」なのです。


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