Oリング整列供給ユニット。株式会社サイダ・UMSの進化の過程。
シンプル イズ ビューティフル。
株式会社サイダ・UMSさんの、
Oリング整列供給ユニットを形容するのに
ぴったりな言葉だと思います。(^^)
今回の展示会では、この機械を出展します。実際に見せてもらいに行ってきました。
対応して頂いたのは、営業技術本部の取締役副本部長の斎田安宏さんと、
同営業グループの小楠直也さん。
Oリング整列供給ユニットというのは、その名の通り、水道の蛇口のパッキングなどの
用途に使われるOリングを、整列させて供給する機械です。
「従来のパーツフィーダーでは、振動を与えてパーツを整列させていくのですが、
Oリングの様なゴム製のものには不向きで、ちょこ停の原因になっていました」(斎田さん)
ちょこ停?
「製造ラインというのは、色々な部品が供給されて流れていくものなのですが、
Oリングの供給が止まってしまったために、他も待ち状態になっている状況です」(同)
機械の故障というワケではなく、ちょこっと停まってしまったから「ちょこ停」というそうです。
うーん、なんと分かりやすい!(笑)
これがOリング整列供給ユニットの外観です。
本体は左側のアクリル製の透明のものです。
実際の動きは動画を見て頂きたいですが、簡単に説明すると、
ドラム内でエアーでOリングを飛ばしてやり、シュート部分に並べるというものです。
これはシュート部を上から見たところです。
実際にデモで動かしてもらったのを拝見したのですが、速い、速い。(^^)
あっという間に、Oリングがパパパッと並びます。
シュート部には、センサが2つあって、Oリングが少なくなったのを
検知するものと、満杯になったものを検知するものです。
「アクリル製(で透明)ですから、故障の箇所がすぐに発見できます。
全部、手で外せるネジなので、メンテナンスが簡単なのです」(小楠さん)
デモでは、直径が1cmほどのOリングでやって頂きましたが、
これは小さい部類で、実際には、色々な大きさのOリングに対応できるそうです。
「これはタイプⅡというもので、実はバージョンアップしていまして、
お客様の要望と弊社の試行錯誤を採り入れたものなのです。
お陰様でリピーターとなって頂いているお客様もいらっしゃいます」(小楠さん)
どうやってエアーで飛ばすのですか??
「そこの部分は企業秘密です(汗)」(小楠さん)
シンプルに見えるものほど、実は深い真理(技術)があるのだと推察しました。(^^;
是非、展示会でのデモをご覧になって下さいネ!ホントに速いんだから。(笑)
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