3月25日（水）、本日2社目の訪問取材は、
裾野市平松（JR裾野駅そば）にある株式会社エーユーさんです。
対応して頂いたのは、代表取締役社長の青木賢吾さんと、営業課長の大木秀之さんです。
昨年の機械要素技術展の静岡県ブースに出展されていて、2年連続2回目の出展になりますね。(^^)
写真：左が営業課長の大木秀之さん。右が代表取締役社長の青木賢吾さん。
青木社長、大木さん、今年もよろしくお願いします。
まずアルミダイカスト金型用冷却部品って、どういうものなのでしょうか？
「車のエンジン本体や車載部品が、燃費向上ための軽量化の流れがあり、鉄からアルミニウムに
シフトしてきています。エンジン本体の設計も毎年のように変わります。
複雑な形状の部品を生産ラインで効率良く造るには、金型に660℃の溶解したアルミニウムを
流し込み、2分程のサイクルタイムで開くワケです。
そのためには600℃くらいの金型を、2分の間に急激に冷却しなくてはなりません。
金型のある部分を急激に水で冷やすのです。そのためにこの冷却金具があります」（青木社長）
写真：アルミダイカスト冷却部品。金型を急速に冷やすのが冷却部品の役目。
色々な形の部品がありますねぇ・・・！ (^^;
「特に最近は金型の構造が複雑になって来ていて、狭い部分を急激に冷やさなくてはならない
ので、2mmくらいの細いパイプを送りこんでその先を冷やすということもあります」（青木社長）
写真：冷たい水を送り込み、温まった水を排出するため、口が2つある。
口が沢山ある部品はハブの役割をしている。
「金型のあらゆるところに水を送り込むために、1本1本の長さや径が違います。
ある金型用に100本出荷すると言っても全部違います。
それを管理して間違いなく出荷するのが一番の肝になるところです」（青木社長）
エーユーさんの凄い所は、納期が短いところだと伺っていますが。
「『急に水が漏れたので、とにかく急いで金型冷却部品を送ってくれ』という要求が
お客様より結構な割合であります。現在ものづくりの補助金を頂きながら納期短縮に
取り組んでいます。今までは社外に出していた作業も内製化し、2日間で仕上げることを
目指しています」（青木社長）
2日間というのは、また短い納期ですね！ (ﾟ△ﾟ；)！？
「他の金型の部品も平均的には2日で作っていますので、この冷却部品もその流れに
乗せてしまえば実現可能です。実動16時間を目指しています！」（青木社長）
左＆中：新たに導入した3次元CAD。お客様の要求を早く正確に理解する手助けとなっている。
右：バーコードが付けられた部品を手にする青木社長。
その短納期を実現するための施策は何でしょうか？
「30年来、小ロット短納期にずっと取り組んで来ました。
冷却金具を採り入れたのも、そういうテーマに沿った部品だったからです。
短納期の実現には、今作っている製品の進捗を確実に把握することです。
全てバーコードで管理しています。工程カードには作業者が書き込みをします。
1日に600件くらいの受注がありまして、寸法も形も材料も全て違いますので」（青木社長）
「お客様にとっては時間が非常に大切ですから。
納期回答しても守られなければ意味がないわけです。100%納期に間に合わせることを
会社全体の仕組みとして取り組んでいるところです」（青木社長）
納品物の梱包にも気を遣っていらっしゃると？
「はい。100本も納品するとどれがどれだか分らなくなってしまいます。
お客様が梱包を解いた時に、使い易く順番に組めるようにしてあります。
製品にプラスアルファの価値を付加して出荷しています」（青木社長）
あのー、青木社長、こちらの展示物は何なのでしょうか？ (^^;;
「あ、張り紙と紙粘土で作った羊の人形です。今年の干支にちなんで。
赤いリボンも付けてみました。可愛いでしょ？（笑）
その前はキツネを作ったのです。口が動いたり、目がパチパチと瞬きするのです。
私は子供向けの人形劇をやっているものですから・・」（青木社長）
※以下、長いので割愛させて頂きます！（笑）
写真：展示会、頑張るゾ！のポーズ。工場の皆さんでやって頂きました（笑）。
ダイカスト金型用冷却部品については、株式会社エーユーさんにご相談ください。(^o^)/
羊さんの人形もぜひ見に来て下さいね。（笑）
企業記事
