短納期だから試作も可能。低コストの電気接点なら平電機(株)
4月21日(月)、カメラマンのクロちゃんと一緒に静岡県東部方面へ向かいました。
本日の訪問先は 平電機株式会社さん です。駿東郡長泉町南一色の富士長泉工業団地内にあります。
電気接点を40年にわたって、材料から一貫生産している会社です。(^^)

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対応して下さったのは、代表取締役の平正和(たいら まさかず)さん。
大きな声でハキハキと明確に話す、とても快活な方です。(^^)
取材に関しまして、前もってサンプル品など会議室に並べて準備して頂きました。
平社長、ありがとうございます! (#^^#)

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これらが電気接点のサンプルです。写真から分かる様に非常に微細です。(^^;

平社長、貴社の 電機接点 のメリットの1つに「低コスト」を挙げていましたね? (^^)

「電気接点には貴金属を使いますが、近年高騰が続いています。過去10年ほどで見ると2~3倍の値段
 になっているので、コストを抑えるには、なるべく貴金属を使わない方向が良いです」(平社長)

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左:金や銀の市場価格の変動による影響を、図示しながら解説する平社長。
右:身振り手振りで説明をする平社長。

「ですからお客様に対して私たちは『省金』『省銀』を提案しています」(平社長)

『省金』『省銀』って、どういうことですか?  (゚△゚;)?

「必要な部分を除いて、出来るだけ金や銀を使わないという考えです。必要な部分のみ
 金メッキを施したり、接点の形状を工夫したりして節約するワケです。こうやって、
 技術力でコストダウンを図り、かつ品質は落とさない様にしています」(平社長)

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左:小さなケースに入った電気接点のサンプルたち。色々な種類がありますね! (^^)
中:スイッチのこんなところに電気接点が使われています。
右:スイッチのOn-Offの説明をする平社長。

平電機さんでは、なぜ短納期が可能なのでしょうか? (゚△゚;)?

「銀を自社で購入します。それを溶解して自分たちで合金を作っています。
 自分たちで材料から作るからこそ、お客様に製品を短納期で納めることが出来ます」(平社長)

貴社が短い納期で納めると、お客様にとってはどういうメリットがありますか? (^^;

「世の中の変化のスピードが早く、研究開発に時間が掛けられない時代になってきていると思います。
 電気接点待ちで、通常の様に2ヶ月もかかってしまうとお客様にとっては非常にロスになります。
 弊社は約1週間以内を目安にサンプルが作れるので、お客様をお待たせしません」(平社長)

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左、中:平電機さんが作っている電気接点の材料(ワイヤー)。
    白っぽいのが純銀。99.99%(フォーナイン)の純度。平電機のこだわり。(^^)
    黒っぽいのが銀酸化錫インジウム。上記の銀を使う。平電機の独自製法。
右:「銀酸化錫インジウム(Tシリーズ)は弊社ブランドにして行きたいです」と語る平社長。

「電気接点というものは、大手メーカーの材料が最適だとは必ずしも言えないンですね。
 お客様が新しく作ろうとするスイッチは、接圧が違ったり、環境が違ったりと1つ1つ違いますから、
 一度試してみて、比較検討して初めてこれが一番良いと分かるものなんです」(平社長)

材料1つで変わってくる世界なんですね! (^^)

「はい。お陰様で弊社の 銀酸化錫インジウムT610 を気に入って下さるお客様もいらっしゃいます。
 今までお客様の方で『こういうスイッチは作れない』とあきらめていたものが、弊社の材料を使えば
 実現出来る可能性があります。
まずは1個からでも試作をやらせて頂きたいです」(平社長)

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平社長とともに。「展示会、頑張るゾ~、おぅ!」(#^^#)

電気接点と言えば、平電機です! 是非皆さん、平電機のブースに足をお運び下さい!! (^o^)/


編集後記)
平電機さんはテクニカルショウヨコハマ2014にも出展されており、その時も取材させて頂きました。
以下にリンクしますので、是非併せてご覧ください。
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